2008年5月30日金曜日

農学部でWoS/Endnote Webインターネット講習会を実施しました(中央図書館)


 第4回目の附属図書館とトムソンロイター社によるインターネット講習会を平成20年5月30日(金) 農学部情報実習室で実施しました。今回は大学院自然科学研究科・生物資源科学専攻の大学院生13名を対象に授業の1コマとして行いました。対象となった授業では、同研究科の平成20年度前期「生体物質科学」(講義番号453002)であり、本授業では最新の生体物質の化学的研究の成果を静的および動的の両面から説明すると同時に、研究情報を得るための文献検索手法について指導しています。今回は、前回のコマで神崎先生から受講学生にWeb of Science検索の課題を与えて検索してもらっており、そこから学生が疑問に思ったWoSに関する質問に答える形式で指導を行いました。学生からの質問としては、「化合物検索でCAS登録番号による検索や部分構造県検索はできないか」,「検索語の単数・複数でヒット数が異なっているのはどうしてか」,「複数のキーワード間の単語数を指定した検索はできないか」,「人名検索で目的の著者の論文を特定する最も簡潔な方法を知りたい」,「同一人文が複数の機関で研究を行っている時の絞り込み方法を知りたい」などがあり、インターネットを通じたWeb of Scienceの画面をプロジェクタで見せながら説明を行った。その都度、質問をした学生にも理解したか確認しながら進めました。学生からはWeb of ScienceのほかにもJournal Citation Reports(JCR on the Web)について利用手順やImpact Factor等指標の見方・出力に関する質問もあり、接続方法からはじめて使い方や機能の回答・指導を行いました。
 インターネット講習の最後には、文献管理や論文執筆支援ツールであるEndnote Webの紹介を行いました。今回は、WebExを活用して山形(講師)・東京(トムソンサポート)・岡山(受講学生)の3点を接続して実施しました。音声については電話接続(トムソンロイター社負担)で行いました。

2008年5月26日月曜日

岡大生のための学術情報リテラシーブログ

岡山大学附属図書館では、いろんな情報検索に関する講習会をしています。でもまだまだ学生のみなさんに浸透していないのか参加者が少ないのが現状です。学術情報(論文や本の情報)を探すためにはそれなりの知識とテクニックが必要となります。わからないから検索なんてどうでもよいとはいってられない時代です。ものは試しで図書館の講習会を一度受けてみてください。人より先に先に受講していると将来何かいいことがあることでしょう。このブログでは学術情報(文献情報等)の検索やテクニック、講習会の情報を掲載していくので再々チェックしていただけると幸いに思います。

薬学部でWoS/Endnote Webインターネット講習会を実施しました(中央図書館)


第3回目の附属図書館とトムソンロイター社によるインターネット講習会を平成20年5月26日 薬学部小会議室で実施しました。今回は薬学部・医薬分子設計学の佐々木健二教授および同研究室の大学院生3名(留学生1名)に行いました。佐々木先生からは同研究室の大学院生を対象にWeb of Science/Endnote Webインターネット講習会への申し込みが4月にあり、進行について先生・トムソン講師・図書館で話し合って、同研究室の研究テーマに即したキーワードを先生から提示してもらい検索手法などを説明することになりました。同研究室では、「薬剤耐性原虫にも有効な新規抗マラリア薬の開発研究」など薬の分子レベルの設計や研究開発を行っています。本講習会に参加した大学院生はWeb of ScienceやEndnote Webの利用をした経験がないとの事だったので、参加した大学院生に実際に自分の研究テーマにそったキーワードを入力してもらい、トムソン社講師がアドバイスする形式でWeb of Scienceの操作について解説を行いました。またEndnote Webについても、「Endnote Webとは何か,ユーザ登録.データベースからの必要文献のインポート,文献の共有方法,引用文献リストの作成」について講習を行いました。全体の流れの中でその都度、受講生からは質問が飛び出し、リラックスかつ真剣な雰囲気で受講できていた感じがしました。講習会の内容としての感想は、概ね有意義でたいへん役立ったとの感想をいただいたが、インターネット講習会の問題点も確認することができました。

1.準備に際して、プロジェクタの接続に時間を要してしまった。
2.音声がタイミングによって割れて聞こえた。最初、VoIP装置のボリュームを最大にしていて音声が割れて理解できなかった。VoIP装置の音量を下げると多少聞きやすくなった。
3.こちらの質問をゆっくりハキハキと話さないと講師に通じなかった。
4.講師から受講側に操作権限を切り替えてからのWebEx画面操作で一部わからない点があった。
5.受講生から1回の受講だけでは理解が難しいので、初回は導入・説明を受けてしばらく利用してみて、2・3回目で質問会をしてもらいたいとの要望が寄せられた。

5.については、受講する側についてはWeb of Science/Endnote Webともに実際に使って体感してみないと理解できない部分もあると思うので生の声として対応していきたい。とにかく実施例から経験と検証を重ねて、安定してインターネット講習ができるように改善をすすめます。